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特集1 おいしく食べよう減らソルト(1)

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埼玉県志木市

サンマのおいしい季節となりました。サンマや添えてある大根おろしに醤油(しょうゆ)をかける人も多いのではないでしょうか。日本人にとって醤油やみそなどの調味料は料理に欠かせません。しかし、調味料を多く使うと塩分を摂り過ぎることになり高血圧をはじめとする生活習慣病のリスクが高くなるため、塩分を減らすことが日本人の食習慣において大きな課題となっています。市では、今年度から新たな健康施策の取組として、「おいしく減塩!『減らソルト』プロジェクト」を展開しています。この機会に塩分の適切な摂り方を知り、おいしく、手軽に食生活を見直してみてはいかがですか。

〈 濃い味はやみつきになる? 〉
甘い食べ物や油を使った料理と並んで、「濃い味」の食べ物はやみつきになると聞いたことがありませんか。薄味が健康に良いとは知っていても、濃い味をやめられないのはなぜでしょうか。
味覚には甘味、塩味、辛味、苦味、うま味の「五味(ごみ)」があるとされ、舌にある「味蕾(みらい)」というセンサーの役目をしている部分で味をキャッチしています。五味の中で塩味は、苦味や辛味と比べて感じにくいことがわかっています。また、おいしいと感じる塩分濃度は食習慣によって変化するうえ、加齢によって徐々に味覚が感じにくくなるので、気づかないうちに少しずつ「より濃い味」に慣れてしまうことが考えられます。そもそも、生まれてはじめて口にする母乳にも塩味の正体である「ナトリウム」が含まれているので、本能的に好きな味と感じやすいとも言われています。
▼食習慣を見直してみよう!
濃い味やみつき度チェック! !
あなたは大丈夫?チェックしてみよう
□麺類のスープは半分以上飲む
□ごはんに具をかける料理を週に3回以上食べる(カレー、牛丼、中華丼など)
□外食や市販の惣菜をよく利用する
□塩蔵品を1日2回以上食べる( 漬物、塩辛、佃煮など)
□汁気のある料理を1日2回以上食べる(みそ汁、すまし汁、シチューなど)
1つでも当てはまると塩分を摂り過ぎている可能性があります!

〈 塩分はいろいろなものに含まれている? 〉
実は塩味の正体であるナトリウムという栄養素は、体の水分量を調節するうえで大切な働きをしています。成人だと1日600mg程度必要とされ、ナトリウムでできている食塩に換算すると1日あたり1.5gとなり、健康な人が不足することはほぼありません。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、成人の食塩相当量の目標量を男性8g未満、女性7g未満としていますが、平成27年「国民健康・栄養調査」では、男性11g、女性9.2gと目標量を大きく上回っている状況にあります。
塩分を摂り過ぎてしまう大きな理由の一つは、さまざまな食品に塩分が含まれていることから、気づかないうちに摂り過ぎてしまうことがあるためです。塩分は調味料や塩気を感じる食べ物はもちろんですが、寿司飯やパン、乾麺・生麺、かまぼこやソーセージなどの加工品など…一見塩味を感じにくい食品にも含まれています。それらの食品を食べたうえで、より塩分の多いものを重ね食べすると塩分過剰となってしまうのです。

〈 塩分を摂り過ぎるとどうなるの? 〉
日常的に塩分を摂り過ぎた場合でも、多くの人は自覚症状はありません。しかし、塩分過剰が一因となって引き起こす高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、痛みや不快感などの症状がなくても体は徐々にダメージを受けていき、ゆくゆくは脳卒中や心筋梗塞といった大きな病気につながっていきます。
血圧が高くなるメカニズムは、塩分を摂りすぎると血液中のナトリウムが増え、それを薄めようと血液中の水分も増えます。そして、血液の量が増えると、たくさんの血液を身体に巡らせるために血管に圧力がかかってしまい、血圧が高くなるのです。
また、高塩分の食事を摂り続けてきた人の方が、塩分が低い食事を摂り続けてきた人よりも、高齢になったときに血圧が高くなりやすい傾向があります。高血圧になってしまってからよりも、なる前からの減塩が重要で、今はまだ大丈夫と思っている若い人でも、将来の高血圧を予防するため、今から減塩することが大切なのです。
▼市の管理栄養士が教える「おいしく減塩するための5つのポイント」
・旬の食材を選んで素材の味を楽しもう
・香味野菜、香辛料、柑かん橘きつ果汁など、香りを活用しよう
・しっかりめの味付けと薄味のおかずを組みあわせて味にメリハリをつけよう
・調味料は中まで染み込ませるのではなく、食材の表面に味をつけよう
・酸味をうまく効かせよう

問合せ:健康政策課 内線2479

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