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広報しき 平成30年11月号

特集1 毎日あったかい介護ありがとう~11月11日(いい日、いい日)は介護の日~

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埼玉県志木市

厚生労働省では、介護についての理解と認識を深め、介護従事者や介護サービス利用者とその家族などを支え、取り巻く地域での支え合いや交流を促進する観点から、介護に関する啓発を重点的に実施する日として「11月11日」を「介護の日」と平成20年に定めています。志木市の高齢化率は24.05%と、人口の約4人に1人は65歳以上です。今回の特集は、これからも多くの人が直面する介護について、在宅での介護者の声をお届けし、その現状をお伝えします。

◆在宅介護の現状
現在、市内で要支援・要介護認定を受けている人は2千544人(平成30年10月1日現在)おり、寝たきりや認知症などで24時間目が離せない人も多い状況です。そのうち約8割の人が、在宅で介護保険サービスを利用したり、家族の支援を受けたりしながら生活を続けています。一方で、在宅介護を行っている主な介護者の年齢は、60~80代が全体のおよそ6割以上を占めています。いわゆる「老老介護」も在宅介護の抱える課題のひとつであると言えます。(図参照)今後も、高齢者人口の増加に伴い、要支援・要介護者の数は増加する見込みで、家族など介護者への負担増加や老老介護による共倒れなどが懸念されます。市では在宅介護を支援するサービスの充実や、介護者の心理的サポートなど、介護者の立場にたった仕組みづくりを進めています。

◇図 介護者の年齢構成

資料:平成29年 在宅介護実態調査

◆介護者の声を聴きました
まず、お話を聞いたのは、介護者の集まりに来ていた本町5丁目にお住まいの高木さん。家族を介護するうえで、ケアマネジャーさんと信頼関係を築くことがとても大切だと話します。10年前にパーキンソン病で入院したご主人が、退院後は歩けなくなってしまい、ご主人の介護者となりました。もちろん誰かの介護をするのははじめて。不安も大きく、最初のケアマネジャーさんとはうまく信頼関係を築くことができませんでした。そのため、ご主人の介護はそのほとんどを自分だけでやっていたので、1日の大半を介護に追われ、心身ともに疲れていました。しかし、再度入院し、退院となった時にお願いした、新たなケアマネジャーと信頼関係を築くことができました。介護サービスの提案や納得のいく介護サービスの利用、介護の相談などができ、心身への負担が軽くなったと言います。

次にお話を聞いたのは、中宗岡4丁目で奥さまの介護をしている小諸(こもろ)さん。以前から認知症の傾向が出ていた奥さまですが、5年ほど前に入院したことをきっかけに症状が進み、在宅で介護をすることになりました。介護サービスは経済面で難しい部分もあり、訪問入浴サービスを利用している以外は自分で介護をしています。食事やトイレの介助をはじめ、病院に行く時も、車椅子と在宅酸素の器具を抱え、奥さまを支えてバスで移動しています。夜間のトイレ介助では、2時間半おきにトイレに連れて行ったり、食事にも二時間は要するなど、大変な部分もあると話してくれました。それでも、「左官業で鍛えた体はまだまだ元気。長年連れ添った妻だから、自分が面倒をみなきゃ」と笑顔で答える小諸さん。夫婦の強い絆(きずな)を感じました。

◆心理的負担が軽減
介護をしていると、「どうしていいかわからない」「イライラしてつい強く当たってしまう」など、介護者の心身が疲弊してしまう傾向があります。介護者の境遇は、実際に介護を経験した人でなければ、なかなか理解を得ることができません。そんな時には、同じ境遇の人との交流が重要です。介護者の境遇は、実際に介護を経験した人がイチバン理解してくれます。介護者サロンは、多くが介護の経験者だから話しやすく、相談もできます。「精神的に疲れてしまい、何も考えられない時期もありましたが、介護者サロンに参加するようになり、気持ちが楽になりました。多くの人に参加してもらいたいですね。」とインタビューを受けてくれた高木さんから経験者ならではのアドバイスがありました。

■家族介護者交流事業
介護者などを対象とした介護落語と介護講演を開催します。
日時:11月22日(木)13時30分~15時
場所:総合福祉センター
内容:介護落語と介護講演
対象:介護者介護に興味がある人
主催:社会福祉協議会志木介護する人を支える会
参加費:無料
定員:50人
申込み:11月15日(木)までに電話で社会福祉協議会へ
【電話】474-6508

問合せ:長寿応援課
【電話】内線2424。

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